ネパール夜のタメル地区で出会った男女カップルが本当は売春婦だった話

2016年7月初めくらいの話。

タメル地区で真夜中まで仲の良いネパール人と2人でお酒を飲んでいました。12時を過ぎ、僕とそのネパール人はベロンベロン。お店を出て友達と別れ、僕は家まで歩いて帰っていました。

その途中、のどが渇いたので物売りから飲料水を買いました。(タメル地区は夜になると、閉まったお店のシャッター前の段差で物を売る人が現れます)お腹は空いているわけではなかったのですが、近くでモモを売っていたので買いました。

シャッター前の段差に腰を掛けて、モモを食べていると、男女1組(どちらも20代後半くらい)が隣のお店のシャッター前に座っているのに気づきました。

男の人と目があい、お互い笑顔に。彼は僕に「水を一口くれないか?」と言ってきたので、僕は水を渡しました。すると、今度は「ここで何をしているの?どこの国から来たの?」と聞いてきたので、「日本からきたよ!今はちょっと休憩してるだけ」と答えました。

僕もなんでこんな時間に彼らがここに座っているのか気になったので、「なんでこんなところに座っているの?」と聞きました。

彼は「僕の家は車で片道3時間くらいの村にあるんだ。昼間はタメルで仕事をしているんだけど、往復にはお金も時間もかかるから毎日家には帰れない。だから夜はここで朝になるのを待っているんだ。彼女も僕と同じ事情で、ここで朝を待っている。夜はあまり治安は良くないから、僕が一緒についているんだ。恋人みたいなもんだよ」と答えました。

僕は「そうだったのか…大変だな」と返し、彼らにモモをごちそうしたところ、すごく喜んでくれました。

そこからはみんな意気投合、3人で1時間くらい色んな話をしました。

彼「日本ってすごいところなんだろ!?車とか、テレビとか、日本製品はすごいよ。

彼女「何でもそろっている素敵なところって友達が言ってたわ。私も日本に行ってみたいわ。

彼女は英語は話せませんでしたが、僕が少しだけネパール語ができたので、簡単なコミュニケーションはとれました。

だいたい深夜3時を過ぎたころ、遅くなってきたので「僕はそろそろ行くね。あなた達とたくさん話ができて楽しかったよ!バイバイ」と言い、その場を離れました。

 

1分ほど歩いていると、後ろから走って近づく足音が。振り返るとさきほどの男性が立っていました。

そして彼は僕の目をジッと見て、こう言いました。

彼「さっきの女を買わないか?

僕「・・・・・・・え?

最初は何が何だかわからなかったのですが、すぐにその場の状況を理解しました。さっきの女性は売春婦、この男性が女性を斡旋していたんだ、と。

僕が「NO」と答えると、彼は「わかった」と一言だけ言い、すぐにその場を離れていきました。なんだか、さっき楽しく会話していたのに、、、後味が悪いというか、複雑な気持ちになりました。

その日は部屋に戻り、次の日に友達にこのことを話すと、僕の友達はこう言っていました。

「ネパールは風俗に対する取り締まりが年々厳しくなっているけど、まだたくさん売春婦がいる。タメルやラトナパーク、人通りの多い道、見えないだけで実は売春婦はいる。もちろん、見えないところにもたくさんいる」

身近にいる売春婦の存在を身を持って知ったのでした。

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