ネパールのアルバイトへの印象が変わった話

皆さんは、ネパールのお店で働いているアルバイトに対して、どのような印象をお持ちですか?
ネパール人にとっては当たり前で、日本人の僕からしてみたら良く映らないだけなのかもしれませんが、僕はあまり良い印象を持っていません。

以前こんなことがありました。
旅行者が集うカトマンズ・タメル地区のレストランでのこと、
店内に入ると目に入ったのがスマホをいじっているアルバイト、注文をしようと呼びかけるもスマホに夢中の様子。2分後に来て無事注文完了、しかし、その直後だれかと電話をし始め、約5分後に厨房に注文を伝えるということがありました。

もちろんこのようなお店だけではなく、日本のレストランのようにしっかりしたサービスを行うお店も沢山あります。しかし、時間にルーズなど適当な面が強いお店もやはり少なからず多いように感じます。

そんなことを思っている最中、マヤタリ村から車で約10分ほどの場所にあるRoadside Cafeに行きました。ここの店主は僕がお世話になっているボデさんの友達で、よくご飯を食べたりお酒を飲んだりしに行きます。

そこでのアルバイト(15歳・学生)がすごかったのです。
シャイな性格で笑顔はあまり見せませんが、謙虚でとても良い子、どんな仕事でも一人で難なくスムーズにこなします。
お客のオーダーから厨房での調理、料理の下準備、皿洗い、常にテキパキ働いています。
そんな様子を見て感心していると、今度は生きたニワトリと鎌を持って、家の奥に進むアルバイター。ついて行こうとすると、「君は来ない方が良い。」と一言だけ。

数分後、恐る恐る見に行ってみると、

ニワトリをチキンにしている衝撃的な光景。羽を黙々とむしり取る少年。僕も羽抜きを手伝いましたが、彼の羽抜きの速度は尋常ではないほど早かったです。こんな何事にも真剣で一生懸命な少年の姿を見て、僕は少しネパールのアルバイトへの見方が変わったかもしれません。
ちなみに、写真奥の沸騰したお湯の中に少しの間ニワトリを入れると簡単に羽が抜けるそうです。

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