旅行や出張、留学等でネパールに滞在している人は、在ネパール日本大使館から治安情報等の「お知らせ」メールを受け取ることができます。僕もネパール滞在中はこれを受け取っていたのですが思いのほか役に立ったので、ここでも紹介したいと思います。
日本大使館から受け取る緊急メールとは
ネパールでは日々いろんなことが起きます。バンダにバンダ、バンダとか。まぁだいたいバンダですね。
僕がネパールに滞在していたときには、インドの新紙幣の情報や、この地域でインフルエンザが流行っていますとか、学校への放火事案があったので気をつけましょう!といったメールも日本大使館から届いていました。
具体的にどんなメールなのか?これが実際に届くメールです。
在ネパール大使館の注意喚起(バンダ16-30) 12月21日
マオイスト(チャンド派)によるカトマンズ盆地内におけるバンダ(ゼネラルストライキ)の予定について
ネパール在留邦人の皆様及び旅行者の皆様へ
在ネパール日本国大使館
当館が入手した情報によれば、ネパール共産党マオイスト(チャンド派)は、燃料の値上げに対する抗議として、12月22日(木)終日、カトマンズ盆地内でバンダ(ゼネスト)を予定しています。
バンダの実施期間中は、公共交通機関が停止する可能性があるほか、走行中の自家用車・バイクがバンダ実施者から攻撃を受ける可能性があります。
なお、同グループは、本年バンダを実行した際、車両数台を放火したり、ネパール国内各所で携帯会社の通信施設を放火するなど、暴力性が確認されています。抗議行動を行うグループを見つけた場合は、極力近づかないように御注意下さい。上記予定は、中止・変更の可能性がありますので、テレビやインターネットで最新の情報を入手して行動するよう心がけて下さい。
※ この情報は,お知り合いや旅行者等にもお知らせください。
※ 在留邦人で在留届を提出されていない方がおられましたら,大使館へ在留届を提出するようおすすめ願います。
※ 近く帰国・離任を予定されている方,または既に帰国されている方は速やかに大使館までご連絡下さい。
※ このメールの配信を希望されない方は,大使館までご連絡下さい。大使館代表電話 4426680
※ 閉館時(休館日や夜間など)には、上記電話から緊急電話対応者に転送されます。
バンダが行われる前日くらいに、こんな感じでメールが来ます。バンダが行われると交通機関・学校・商店・会社の「休業・休校」で市民生活がマヒします。なので、当日になってからバンダのことを知ると、せっかく組んでいたスケジュールが水の泡になってしまうことがあるので、事前に知ることができるのは、とても便利なんです。しかも、送信元が大使館、正確な情報を受け取れるのは安心ですね。
在ネパール大使館からメールを受け取るためにすること
ではこのメールをどうやって受け取ることができるのか?それは簡単。ネットでポチポチ入力して、送信ボタンを押すだけ。具体的には、
3ヵ月以下の渡航を予定している人は「たびレジ」、3か月以上の滞在を予定している人は「ORRnet」に登録することで、メールを受け取ることができます。
こちらから登録できます。
海外へ渡航される皆様へ
ORRとは Overseas Residential Registration の頭文字をとったもので、在留届を意味します。つまり、ネパールに3か月以上滞在を予定している人は、届け出が義務なのです。地震などの大規模自然災害や緊急事態の発生時など、何かあったときに届け出ていないと大変なことになる(安否確認ができない)ので、忘れずに登録しておきましょう!
ネットで登録できちゃうので、わざわざ大使館に行く必要はないのですが、一応在ネパール日本大使館の場所を載せておきますね。ネパール滞在中、なにかトラブルに遭遇したときはここに相談に行きましょう。
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