ネパール人は毎日「チヤ」を飲みます。
チヤとはネパールミルクティーのことで、僕もネパール滞在中は一日3,4回ほど、毎日飲んでいます。(ちなみにインドではチャイと言うそうです)
これがチヤ↓
自分で作るときは砂糖はあまり入れないのですが、外で飲むときはとてつもなく甘いチヤが出てきたりもします。でも基本的にはどんなチヤでも僕は大好きです。
今回は皆さんにネパールのチヤについて、少しでも知ってもらえたらと思いこの記事を書きました。チヤはただの美味しい飲み物ではなく、ネパール人とあなたの仲を取り持つ重要な役割を果たす飲み物でもあるんです。是非最後まで読んでみてください。
目次
まず、どんな時にチヤを飲むのか?
ネパールでは、人や家庭によって様々ですが、➀朝起きた時、②カジャ(お昼の軽食)の時、③一息ついたとき(休憩時)、④相手を歓迎するとき、に飲まれます。
僕がネパールのお家にホームステイした時は、、
6:00:起床&チヤ
10:00:朝ごはん(ダルバート)
13:00:カジャ(チョウメンorチャウチャウorロティ+チヤ)
15:00~18:00:休憩時にチヤ
20:00:夕ごはん(ダルバート)
22:00:就寝
一日に最低でも三回は飲んでいました。ネパール人の体はダルバートとチヤでできていると言っても過言ではありませんね。
一方、アパートを借り一人で生活をしているときはこんな感じです。
7:00:起床&チヤ
8:00:朝ごはん(ダルバート以外)
10:00~12:00:時々、チヤ屋さんでチヤ
13:00:お昼ごはん(モモ、フライライス、チョウメン)
15:00~18:00:友達とチヤ
19:00:夕ごはん(ダルバートor日本食)
20:00:食後にチヤ
23:00:就寝
起床後と夕食後には必ず自分でチヤを作って飲み、午前中にチヤ屋さんでチヤ、日中には友達と会ってチヤを飲みながら話をするのが習慣となっていました。毎日がチヤ尽くしですね。。
あと、④(相手を歓迎する時)のチヤについて、ネパール人の友達のところに行くと「チヤはどう?」とよく言われますが、これは極力断らないようにしましょう。ネパール人があなたのことを歓迎しているという一種の意思表示になりますので、断ることは少し失礼に当たります。
さっき飲んだからいいやとか、今は飲みたくないからいいや、と考えずに歓迎に対しては出来るだけ受け入れるようにしましょう。別れの際には、美味しいチヤと楽しい会話ができて良かったと相手に感謝の気持ちを伝えると、ネパール人とは良い関係を作ることができます。
チヤをだされたら、それを飲みながら会話をして、お互いの仲を深めるようにしましょう!
まあ、そんなこんなでネパールでの生活において「チヤ」というのは本当に欠かせない大事なものになっているわけです。
↓友達とのティータイム。ミルクなしミルクティー(ブラックティ)を作っている様子。
チヤを作ってみよう!チヤの作り方
ネパールに住んでいるけど作ったことがないという人や、日本でもネパールのチヤを作りたいという人はチヤ作りに挑戦してみましょう!
まず、茶葉について。チヤにはチヤ用の紅茶が売られています。黒い粒々上の茶葉、CTCと呼ばれるものですね。(CTCというのはCrush(つぶす)、Tear(引き裂く)、Curl(丸める)のイニシャルをとったもの)ネパールでよくみかけるのがこれだと思います。
(参照:https://twitter.com/phuchedotcom)
そう、TOKLA TEA!ネパールで最もメジャーなチヤ用茶葉です。価格はローカル人向けに作られているのでかなり安めです。日本でもネット通販で買えるので、日本でもネパールの味をそのまま味わうことができます。それではチヤの作り方に行きましょう!作り方は以下の通りです。
用意するものは、CTC茶葉、水、牛乳、砂糖。手順は以下の通り。
➀鍋にCTC茶葉と水(仕上がり量の4分の1)を入れ、沸騰するまで沸かす。
②一度火を止め、砂糖(お好みの量)を入れ溶かす。
③牛乳(仕上がり量の4分の3)を入れ、沸騰させないようにお好みの温度まで上げる。
④茶こし等で濾した後に、お好みでマサラ等を入れれば完成。
作り方はとても簡単!適当に作ってもおいしいのでぜひ挑戦してみてください!
さいごに
いかがだったでしょうか、ネパールの「チヤ」
日本にいるときも、時々チヤを飲んだりするのですが、味は完璧なのに、なにか物足りなさを感じたりもします。それはきっとネパールという環境で飲むチヤが大好きなのかなー、と考えたりもします。チヤ、その物の味も好きなのですが、ネパールの景色を見ながらボーっとしたり、ネパール人とのんびり話しながら飲んだりする環境がチヤをより美味しくしているのかもしれません。
「チヤ」というのはネパール人にとって、欠かすことのできない美味しい飲み物であり、人と人とを強く結びつける大切な習慣でもあるんです。
ネパールでも、日本でも、チヤを楽しみましょう!
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