ネパールの歴は「ビクラム歴」!
ネパールでは西暦とは違う歴、「ビクラム歴」が使われています。
え?なんだそれ?と思う人が多いかもしれませんが、日本でいう和暦みたいなものなんですけど、それよりもずっと複雑というか、、面倒くさいんです。そもそも、ネパールは多民族国家なので、民族によっていろいろな暦があるんですが、今回はネパールで広く使われているこのビクラム歴について書いていきたいと思います。
まずはじめに、
今日は西暦では2017年6月13日ですが、和暦でいうと平成29年6月13日ですよね。でも、ネパールのビクラム歴でいうと2074年2月30日になります。
和暦と西暦は年号・元号の呼び方だけが違うのですが、ビクラム歴は全部違うんです。そして、このビクラム暦は西暦の4月中旬に新年を迎え、ひと月の日数は29日から、なんと32日まであるんです。あれまー、、
ちなみに、ネパールの一般家庭にあるカレンダーはこんなのです。

マスの中央にはネパール数字が、端っこには小さく普通の数字が書かれていることが多いです。家庭や役所ではビクラム歴を使いますが、仕事の関係上、西暦を使う人もたくさんいます。(観光関係の仕事、外国人と関わる仕事とか)でもおじちゃんやおばちゃんは、西暦?なんだそれ?みたいな感じだと思います。
あと、前にツイッター上でこんなツイートを見ました。ネパール人の友達がいる人はあるあるですよね。なるほどな~と思いました。
FB中毒の多い #ネパール 人。アカウント開設する際、誕生日を入力しなくてはならないが、ネ人の誕生日はビクラム暦であり、西暦に換算するのはややこしい。で、多くの人が適当に、1月1日を選択する傾向にあるらしい。なので、元日の今日、FB上でのネパール人の誕生日の多いこと!
— 日々のネパール情報 (@infonepal) 2017年1月1日
そんな人にはこんな便利なサイトがあるので教えてあげてください!ビクラム歴→西暦&西暦→ビクラム歴を自動で計算してくれます。自分のビクラム歴の誕生日なんかも調べちゃいましょう(笑)
次はネパールの「休日・祝日」について
日本もそうですが、世界のほとんどが日曜日が休みだと思うのですが、ネパールの場合は土曜日が休日にあたります。あと、金曜日の午後も半休日となっています。なので、官公庁や銀行は金曜日の午後と土曜日はしまっちゃいます。

上の写真はナビルバンク・カンティパス支店の営業時間ボード、銀行に限らず、金曜日は色んなオフィスが通常よりも早くしまっちゃうので、気をつけましょう。
次に祝日と祭日について。
2017年度の祝日・祭日は以下のようになっています。
【2017年】
3月27日 | ゴーダジャトラ(馬の日) |
---|---|
4月5日 | ラム・ナバミ |
4月14日 | ネパールの新年 |
4月26日 | 母の日 |
5月1日 | メーデー |
5月10日 | ブッダ・ジャヤンティ(ブッダの生誕祭) |
5月29日 | 共和国記念日 |
6月29日 | ロパイ・ジャトラ(田植え祭り) |
7月13日 | イド・アル=フィトル(ラマダン終了を祝う祭り) |
7月28日 | ジャナイ・プルニマ |
8月8日 | ガイ・ジャトラ(牛祭り) |
8月14日 | クリシュナ神誕生記念日 |
8月21日 | 父の日 |
8月24日 | ティージ(女性の祭りで女性のみ休み) |
8月26日 | リシ・パンチャミ(女性のみ休み) |
9月2日 | インドラ・ジャトラ(インドラ神の祭り) |
9月27日~10月5日 | ダサイン(収穫祭) |
10月17日~21日 | 光の祭り(ティハール/ヒンドゥー教の祭事) |
12月3日 | ヨマリ・プルニマ |
12月25日 | クリスマス |
12月30日 | タム・ロサル(グルン族のお正月) |
【2018年】
1月15日 | マーゲ・サクランティー |
---|---|
1月30日 | 殉教者の日 |
2月13日 | シバ・ラトリー |
2月19日 | 民主主義の日 |
3月2日 | 水掛け祭り(ホーリー) |
3月8日 | 国際女性の日 |
(参照元:http://www.dtac.jp/asia/nepal/holiday.php)
たくさんありますね~。これ以外にも、ゼネストストライキや結婚式があるとネパール人は休んじゃいます。僕も一年間、ネパールに滞在してみて休みの多さを実感しました。
ネパールの祝日や祭日は多すぎてすべてを把握するのは難しいですよね、、今日はなんかお店いっぱい閉まってるなーと思ったら実は祝日でした、なんてことはよくあります。そういうときのためにも、、スマホには「ネパールカレンダー」を入れておくと滞在中は役立ったりするのでおすすめです!
ネパールにはいっぱい祭りがあるので、そのたびに踊って、歌って、飲んで、みんなでワイワイします。これはネパールのとっても良いところだと思います。ネパールの休日・祝日をいっぱい楽しんじゃいましょう!
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